エトナ塾・パース修練記:立方体が歪むたびに「自分」の歪みと向き合った
こんにちは、ひき子です。 今日は、最近私がのめり込んでいる「パース(遠近法)」の練習について、少し真面目に語ってみようと思います。
エトナちゃん(私の心の中の、あるいはネットの向こうのデジタルイラストの師匠!)に導かれ、私が初めて手にしたのはデジタル画面越しの真っ白なキャンバスと、滑り止めのしっかり利いたペンでした。 まず、私が描ける限界のアートをエトナ先生に見せたところ…。 「根本的に足りないことが多い…。まず、空間把握能力をあげなさい…。」との厳しい意見から、この爆走アートの一歩が始まった。
「1点パース」という名の魔法
最初に教わったのは、すべての線が一つの点(消失点)に向かって収束していく「1点パース」という基本中の基本。
「んん?箱を描くだけ?え、大丈夫か??」
最初は人を描くのに箱!?となり的外れかしら…と不安になりました。でも、いざ線を引いてみると、これが驚くほど難しい。 少しでも消失点からズレれば、立方体は途端に「不自然な塊」へと成り下がってしまう。
歪む箱、焦る心
何度描き直しても、私の描く箱はどこか歪んでいました。 デジタル定規を使っているのに、なぜだ?
その時、ふと気づいたんです。 「消失点」をしっかり見据えずに、ただ目の前の線を引くことだけに必死になっていたことに。
これって、私の人生そのものじゃないかな……。
「将来」という消失点を見失って、ただ一日一日をやり過ごすことだけに必死で、結果として自分の人生という箱がどんどん歪んでいってしまった。 真っ直ぐな線を引こうと闘っているうちに、私はいつの間にか、自分の内面にある「歪み」と対峙していました。
「アイレベル」は私の視点
もう一つ、重要なことを教わりました。「アイレベル(目線の高さ)」です。 目線の高さが変われば、箱の見え方もドラマチックに変わる。
これまでの私は、ずっと床に這いつくばるような、低い低いアイレベルで世界を見ていました。 だから、周りのすべてが巨大な壁のように見えていたのかもしれません。
でも、キャンバスの上なら、私は自由な高さに目線を置くことができる。 少し目線を上げるだけで、箱の上面が見え、世界の構造が少しだけ理解できる気がする。
爆走アート、はじめの一歩
まだまだ、私の立方体は完璧には程遠いです。 でも、一本、また一本と補助線を引くたびに、私の世界に少しずつ「奥行き」が生まれていく。
「ひきこもり」という平面的で閉ざされた部屋から、パースという手法を使って、もっと広くて深い場所へ。
エトナ先生、私、もっともっと爆走して描く!描いて自分の理想のデジタルイラストを完成させる! 次は「2点パース」という、さらに奥行きが深まる世界へ挑みたいと思います。
🛠️あとがき:ひき子’s 立方体が綺麗に描けたとき、なんだか自分の心も少しだけ「整った」気がした。多分もっと描いてくうちに、テトリスをめっちゃやった後みたいに、この世界がボックス型に見えるに違いない(笑) デジタル画面のブルーライトの光、ペンの音。この「現実」の感触が、今の私を支えてくれている。